寒い時期になると特に、パチッとくる不快な静電気が気になりますよね。今回は、そんな静電気を避けるため、静電気が起きやすい素材の特徴や、素材の組み合わせで起こる静電気の仕組みを解説します。知っておくと便利な静電気防止の対策や、静電気が起きにくいおすすめパジャマもあわせてご紹介するので、参考にしてみてください。
目次
①静電気はなぜ起こる?
静電気は、プラスとマイナスの電気が結合しようとして起こる通電現象です。ほぼすべての物体にはこのプラスとマイナスが存在し、衣類に使用される繊維素材にも、プラスまたはマイナスの電気を帯びやすい特性のものがあります。
通常、重ね着などではプラスとマイナスは中性の状態で保たれていますが、素材同士がこすれることで帯電状態が崩れるため、静電気が発生します。
以下で、一般的に使用されている素材別の帯電列の特徴を見てみましょう。
この図で見る最もマイナスに帯電しやすい素材は、その真逆にあるプラスに帯電しやすい素材とこすれると、静電気が発生しやすくなります。一方で、帯電列が近いもの同士は静電気が起こりにくく、綿や麻、絹などはもともと帯電しにくい素材です。
通常、重ね着などではプラスとマイナスは中性の状態で保たれていますが、素材同士がこすれることで帯電状態が崩れるため、静電気が発生します。
以下で、一般的に使用されている素材別の帯電列の特徴を見てみましょう。
この図で見る最もマイナスに帯電しやすい素材は、その真逆にあるプラスに帯電しやすい素材とこすれると、静電気が発生しやすくなります。一方で、帯電列が近いもの同士は静電気が起こりにくく、綿や麻、絹などはもともと帯電しにくい素材です。
②静電気が起きにくい素材やコーデとは?
前述したように、静電気は組み合わせる素材によって起こりにくくすることができます。静電気発生の仕組みを知り、肌に不快な静電気を防ぎましょう。静電気を起きにくくする方法について詳しく解説していきます。
帯電列が近い素材同士の組み合わせ
衣料繊維は、保水量の関係でマイナス電荷を帯びた素材と、プラス電荷を帯びた素材に分けることができます。帯電列でみると化繊や自然素材に関わらず、近い距離にある素材同士は同じ電極を持つことから静電気が起こりにくく、距離が遠いほど静電気の発生が高くなるという仕組みが分かります。
速乾性があり加工が容易な化繊のポリエステルは、帯電しやすい素材ですが、綿のような親水性の高い自然素材と合わせると通電がスムーズになり、静電気が起こりにくくなります。逆に同じ化繊のポリエステルとナイロンでは帯電列に距離があり、静電気を起こしやすくなる傾向があります。
普段のコーディネートでよくある、静電気の発生しやすい組み合わせは例えば、ポリエステルやアクリルのスカートにナイロンのタイツや、ウールのコートにポリエステルのトップスなどが挙げられます。
速乾性があり加工が容易な化繊のポリエステルは、帯電しやすい素材ですが、綿のような親水性の高い自然素材と合わせると通電がスムーズになり、静電気が起こりにくくなります。逆に同じ化繊のポリエステルとナイロンでは帯電列に距離があり、静電気を起こしやすくなる傾向があります。
普段のコーディネートでよくある、静電気の発生しやすい組み合わせは例えば、ポリエステルやアクリルのスカートにナイロンのタイツや、ウールのコートにポリエステルのトップスなどが挙げられます。
睡眠時の静電気が気になる方には天然素材のパジャマがおすすめ
寝る際の静電気が気になる方はパジャマに天然素材を選ぶと良いでしょう。綿や麻、絹などの天然素材は吸湿性、吸水性が高く、ポリエステルやナイロンと比較すると約3倍~17倍の水分率があります。保湿性があることで、アースしやすくなり電流を逃がしやすくなります。
また絹や綿などは、人間の肌に含まれている同系のたんぱく質を含有するため、肌にも優しく静電気を防止する効果が期待できます。
また、寝具の布団カバーやシーツの素材との組み合わせもチェックしてみましょう。パジャマの素材とこすれることで、静電気が起こりやすくなる場合があります。素材の組み合わせ、あるいは綿や絹、麻といった天然繊維を使用した寝具を選ぶなど工夫してみるとよいでしょう。
また絹や綿などは、人間の肌に含まれている同系のたんぱく質を含有するため、肌にも優しく静電気を防止する効果が期待できます。
また、寝具の布団カバーやシーツの素材との組み合わせもチェックしてみましょう。パジャマの素材とこすれることで、静電気が起こりやすくなる場合があります。素材の組み合わせ、あるいは綿や絹、麻といった天然繊維を使用した寝具を選ぶなど工夫してみるとよいでしょう。
③静電気を防止する方法
静電気は、衣類の素材や、組み合わせを考える以外にも防止策がいくつかあります。知っておくと便利な静電気の防止方法を詳しく紹介します。
室内の温度や湿度を調整
静電気の発生は、素材の組み合わせだけでなく、湿度や気温にも深く関係しています。一般的に気温25度以下、湿度20%以下の環境で静電気が発生しやすくなると考えられています。室内を乾燥から防ぐための加湿器やエアコンによる温度調整を工夫してみましょう。
静電気防止スプレーを使う
静電気を防止してくれるスプレーを使用してみましょう。静電気防止専用スプレーは、瞬時に特殊な水幕を作り、溜まった電流を逃がしやすくする作用があります。スカートの裏地やコートなど肌やほかの生地とよくこすれる場所にあらかじめスプレーすると効果的でしょう。
洗濯に柔軟剤を使う
柔軟剤を使うと、衣類の静電気を防止する効果が高くなります。柔軟剤には、陽イオン系界面活性剤が含まれており、空気中の水分と結合して電流を流す作用があります。これが生地を柔らかくしなやかにする要素で、衣類の静電気を防止する方法としておすすめです。
④静電気が気にならない!吸湿性、吸水性に優れたおすすめパジャマ3選
睡眠時も静電気が気にならないパジャマでぐっすり快眠したいものですね。静電気が起こりにくく、吸湿性、吸水性に優れた着心地のよいおすすめパジャマをご紹介します。
ダブルガーゼトワルドジュイフリルパジャマ
綿100%のダブルガーゼ素材を使用したパジャマは、吸湿・吸水性に優れ静電気が起こりにくく快適さとなめらかな肌触りが特徴です。赤ちゃんの肌着としても使用されているダブルガーゼはお肌に優しい柔らかな肌触り。着るほど肌になじみます。肩のフリルが愛らしく、胸部分のギャザーが気になる胸元のラインや透け感をカバーしてくれます。
≫ダブルガーゼトワルドジュイフリルパジャマの詳細はこちら≪コットンスムーステディベアペプラムパジャマ
年間を通じて愛されるコットンスムース素材のパジャマ。程よい厚みと伸縮性があり、心地よい肌触りを実現。吸水性にも優れ、静電気が起きにくい特徴があります。人気のペプラムデザインは可愛いだけでなく、気になるお腹周りをカバーしてくれます。衿周りはシワになりにくく、光沢感のあるケミカルレースを使用しています。フリルとポケットのあるストレートパンツは、足のラインを美しく演出。
≫コットンスムーステディベアペプラムパジャマの詳細はこちら≪コットンダブルガーゼいちごシャツパジャマ
赤ちゃんの肌着にも使われる「コットンダブルガーゼ」を使用した、やわらかな着心地のパジャマ。コットン素材なので静電気が起きにくく、洗うたびに肌に馴染みます。シーズンレスで愛用できるのも嬉しいポイント。定番のシャツパジャマも水彩タッチのいちご柄で大人可愛いくなりました。
≫コットンダブルガーゼいちごシャツパジャマの詳細はこちら≪⑤素材選びのポイントを押さえて、静電気の防止対策を
乾燥する冬、パチッと痛い静電気は普段の生活だけでなく、快眠の妨げにもなりそうですよね。素材の組み合わせや、お洗濯の際の柔軟剤活用、あるいは静電気防止スプレーなどしっかりと対策も講じたいものです。これまで悩まれていた方も、正しい対策で快適な着心地、良質な睡眠を手に入れましょう。
自分に合った素材のパジャマを探してみる
更新日:2023/9/27